薪で走るボンネットバス
2007.11.05 Monday
 薪はその昔人の生活に無くてはならないものだった。
 薪の原料になる木はもちろん、炊きつけにする落ち葉や枝、雑草まで人は大切にした。
 だから道ばたに草が生い茂っているなんて光景は一世代前までは見なかったという。
 里の近くの山はいつも明るく、
 春になれば下草が刈られた所から丈の低い草たちが花を咲かせていたに違いない。
 そして道ばたの草は奇麗に刈り取られ、そこからも花々が顔を出していたことだろう。
 炊きつけの草を刈るにも、近場が良いに決まっている。

 さてその薪の原料にも事欠く時代、薪流行りの時代でもある。
 薪の原料はあるところにはあるのだが、手に入れるのが難しい。
  薪自体がさしてお金になるわけでもない。燃料としても安くない。

 さてこの写真のバス、名前は「もくちゃん」。
 なんと薪で走る貴重で希少なバスなのだ(昔懐かしいボンネットバス)。
 このバスを所持しているのは大町市のエネルギー博物館なのだが、
 NPO「北アルプス・バイオマスを考える会」が、このバスを維持している。
 薪という燃料があったことを、
 そして実際にそのエネルギーで車を走らせていたことを知ってもらおう
 そして山里から人里へのリサイクルを現代人に考えてもらおう
 そして乗せすぎると(笑)坂道では止まってしまうスローな交通手段を慌しい現代人に体験してもらおう・・・・

 維持だけでなく走らせるのも大変なこのバスを、そんな思いで会の人たちが支えている。

 最近は炉の消耗も激しくて、寄付も募っているがなかなか大変なよう。

 このままではいつ走れなくなるのか、もくちゃん・・・。
 不定期だがこのバスに乗って大町を走る会を催しているので、是非一度「もくちゃん」に会いに行ってみて欲しい。

参考リンク
 北アルプス・バイオマスを考える会 → もくちゃんのページ
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