薪はその昔人の生活に無くてはならないものだった。
薪の原料になる木はもちろん、炊きつけにする落ち葉や枝、雑草まで人は大切にした。
だから道ばたに草が生い茂っているなんて光景は一世代前までは見なかったという。
里の近くの山はいつも明るく、
春になれば下草が刈られた所から丈の低い草たちが花を咲かせていたに違いない。
そして道ばたの草は奇麗に刈り取られ、そこからも花々が顔を出していたことだろう。
炊きつけの草を刈るにも、近場が良いに決まっている。
さてその薪の原料にも事欠く時代、薪流行りの時代でもある。
薪の原料はあるところにはあるのだが、手に入れるのが難しい。
薪自体がさしてお金になるわけでもない。燃料としても安くない。
さてこの写真のバス、名前は「もくちゃん」。
なんと薪で走る貴重で希少なバスなのだ(昔懐かしいボンネットバス)。
このバスを所持しているのは大町市のエネルギー博物館なのだが、
NPO「北アルプス・バイオマスを考える会」が、このバスを維持している。 |