木を植えるなら木を学べ
2006.06.11 Sunday

ミズメ(別名:ヨグソミネバリ・アズサ)カバノキ科
葉の付け根(葉柄)をぐりぐり揉んで鼻の穴に入れて嗅ぐと、
サリチル酸メチル(サロメチール)の匂いがする(馬場氏談)
 数日前、まったく別件で話題に上った烏川渓谷緑地のHPを久しぶりに見ていたら、なんと馬場多久男氏の「葉でわかる樹木・講義と実践編」が森林エリアで行われるではないか。
 ええっ次の日曜!もしかして私ヒマ?と言うかこの講義の締め切り間に合う?…
 ということで結果、急ぎの予定がなかった(…例によって締め切りのある仕事はない…)日曜、金管バンドフェスティバルなるものが近い子どもは実家へ巨大なチューバを抱えて練習に、私は山へ。
 こんなばかでかい金管楽器を、戸の隙間から外の見える我が家で吹かれた日には…。
 …ということで実家に楽器と娘を置いてきた身軽な私はルンルンで、きれいに舗装された山道を車で上ってゆく。

 もう5、6年も前になるだろうか。
 造園会社の(当時私はそこで事務をやっていた)技師会の集まりで行われた「冬芽でわかる落葉樹・講義と実践」のときに初めてお会いした馬場先生。
 本当にお変わりなくてビックリした。
 やはり山を歩き回っている人はいつまでもお若い。きっと私の100倍くらい、健脚で健康でいらっしゃるのでしょう。
 山の木の判別は難しくて、同じ木でも葉の大きさや色も木の若さ、季節で色々だし、本当にわからない。
 この検索図鑑でバッチリとまで私ははいかないが、葉など植物の基本的な部位の名称をきちんと頭にいれておきさえすれば、かなりいいところまではたどり着ける。
 あとは、ひたすら山を歩いて色々「視る」ことだろうか。
 木は自分の好きな所に生えるから、周りの環境の観察も大事だ。
 山の木や草を見て歩くのは面白い。名前がわかればもっと面白い。
 生態がわかればもっともっと面白い。「こんなところにはこんな木があるんでは」と検討をつけられるかもしれない。

 お別れ間際に、馬場さんがおっしゃった
 「現場(山)を歩いたことがない、現場を知らない人間に山の、木の管理(計画)ができますか。」と言う言葉が印象に残った。
 庭も、然り。
 庭に植えてある木の名前が言えるだろうか。その木が、草が山ではどんなところに生えているのか…どれだけの持ち主が知っているのだろうか。
 木だけを見てもわからない。
 葉を見て、木を見て、下を見て、上を見て、周りを見て、森を見て、山を見る。そして川を見る。総てのものを観察して、考える。なぜだろう、と。
 もしも知らなかったら、せめて名前だけでも図鑑でもインターネットでも調べてみたらいいと思う。
 相当情報が氾濫しているけど(笑)。
 知識を得るのは簡単だけれど、正しい知識を得るのは一苦労の世の中だ。
 やっぱり一番信用できるのは自分の目、自分の耳、自分の感覚かなあ。
 とか言いながらも色々な「見識」に心惑わされ、何が「真実」でどれが「真理」なのか毎度毎度、
 混乱する未熟な私。
 …だから日々考えがコロコロと変わっていくんだろうな。
 
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