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ものすごく久々にHPに「裏まち物語」を追加した。
父が書いた幼少期の頃のエッセイなんだけど、原稿はもうすっかり全部揃っているのに私がぐずぐずしていて途中で放棄していた。
昔のことをあまり話したがらない昭和一桁の父に、 「ねえ〜昔の子どもってどんな遊びしてたの?どんな生活してたの?文章にして書いといてよ、HPのネタにするからさぁ〜?」
とお願いしたのはいつだったか。
せっかちの父はそれからあちこちに取材に行き、図書館でいろいろ調べ、私の強制依頼で筆者自ら描いた挿絵も付けて400字詰め原稿用紙40数枚のエッセイ集にして「ほら。」と渡されたのは一年前の春。
小さい頃父が住んでいた、松本城のそば、通称裏まちの往時の子どもたちの生活を書いたエッセイだ。
今は昔・・・と言うけれど、今の昭和一桁世代が昔をあまり語らないのは、戦争の記憶が邪魔をしているからかもしれない。
それでも、そんな過去も含めて私のルーツであることに間違いはない。だから、知りたい。
「今度はさあ、昔の生活のことなんて書いてよ、例えば風呂はどうわかしてたとかさ、ガスなかったとき台所どうしてたとか」と言ったら 「それはお母さんに聞け(母の実家は銭湯と自転車屋をやっていた)。」と言われた。 そりゃ…聞き書きじゃなきゃだめじゃん…彼女は話が飛ぶし長いしいつの間にか全然違う話になっちゃうし。無理かもよ。
定年とっくに過ぎて仕事も無く、余生をゆっくり満喫しようとする父の脳みその老化を心配して頼んでる私の気持ちを知ってか知らずか(笑)頼むとちゃんと書いてくれるところは流石である。
そんな父上は文句を言いながら、この間も古い友人に頼まれて演劇の脚本を書いていたみたい。
最近物忘れがひどくなって来た父だが、昔のことは忘れないらしい。今のうちにもっと色々、聞いておかなくちゃ!
父上、御年77歳。まだまだ「余生」と言わせてあげない、親不孝な私である。 |
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