
近所の川。コクチバスを網で掬った |
諏訪湖で一月から禁漁になっていたワカサギが、予定していた4月下旬の解禁日を早めて今月4月16日から解禁になるそうだ。
卵が確保できて、今年のめどが立ったらしいことは喜ばしいけれど、ワカサギの天敵・ブラックバスもろもろが諏訪湖にいることには変わりないし、ワカサギの減少が死活問題の漁協や観光関係者はこれからもさぞ、不安だろうと思う。
と思ったら、今度は「カワウ」が長野県内を北上して繁殖しているらしい。
カワウはもともと、どこにでもいる野鳥だったのが一時絶滅しそうになり、最近また増殖中のよう。
しかし長野県には、殆どいなかったようだ。温暖化の影響か?でも東北にもいたって言うし。
はたまたカワウの食べ物が増えているのか??
カワウのごはんは当然、川魚。
しかもこの鳥は、ブラックバス同様大食いなのだそうだ。笑えない話である。
川魚と言ったらイワナ、ヤマメ、ウグイ、アユその他…今必死で漁協が放流しているこれらにもう、実際百万単位の被害が出ているそうだ。
このままではカワウに川魚が食べつくされる!?(漁協関係者・談、信濃毎日新聞)今だってそう、たくさんいるとは思えないのに…。
そう思っていたら、「国産ハチミツ」もいなくなる、じゃなくて危機的状況だとニュースでやっていた。
国産ハチミツは今殆ど、ニセアカシアの蜜で、この外来種で繁殖力の強いニセアカシアの伐採が行政によって進んでいるためだ。それは、知っていた。でも恥ずかしながら、私はハチミツには思い及ばなかった。
今の世の中、田んぼにレンゲの花が咲く、なんていうのどかな景色はめったに見られるもんじゃないし、ニセアカシアで必死に子育てをしているミツバチが可哀想である。じゃない、養蜂家はどうなる。
ミツバチが蜜を集める花が育つ山は荒れ(山を開いて家も建っちゃうし)、化学肥料のおかげでレンゲもいらない、アカシアも時代の流れで困っちゃったからやっぱりいらない…
食べようと思って持ち込まれたブラックバスだってそんな理由で今、駆除されている…
同じ理由で持ち込まれた虹鱒は放流されている…
考えてみれば諏訪湖のワカサギも元は霞ヶ浦から嫁に来たんだし……
有名なシナノユキマスだって外来魚だし……
「外来種」が「困ったもの」になるのは、どうやら人間のその場の都合によるらしい。
その上、人の立場によっても「駆除するもの」と「守るもの」に分かれるのだ。
さて私の都合は、と言うと、
・ワカサギのから揚げはおいしいし大好きだけれど、実は諏訪湖産は食べたことは無い。
・国産ハチミツは買いたいけど高くていつも中国産だし、でも、収入を増やして絶対国産ハチミツを買ってやる!と思うくらい国産ハチミツが食べたい。
・敷地に勝手に生えてくる棘だらけのアカシアは嫌いだったけど、あの甘い香りのする美しい花の天ぷらはおいしいし結構好きだった。
・カワウに食べられて、川の魚が減ったりしたら、イワナやヤマメやアユが私の口に入らなくなるかもしれなくて、それはとても寂しいし、夏の川遊びで魚とりも禁止なんてなったら、ものすごく嫌だ。
とこういう程度の情けないものなんだけど、私なりに一生懸命考えてみた。 生きものには生きる権利はあるし、元々いようが後から入ろうが生きものだし、更に生き物で生活している人たちには生きていくためにそれを守る権利があるし…………
と、結局私などにはこの悲しい問題の結論など、出ないのであった。 私にできることはせいぜい、高くても国産ハチミツを買って、「中国産」じゃないワカサギを食べて、漁業権を買って川遊びをして、取れちゃったブラックバスは食べてやることかな。
ブラックバス、竜田揚げにしたらおいしかったんだけど。子供だったからかな……。
参考リンク
・下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会→諏訪湖魚類パネル
・養蜂レポート→養蜂的 ニセアカシア考
・宮崎学写真館 森の356日→フクロウ谷「快進撃中のカワウ」
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